2010年9月24日金曜日

折りコン


折りたたみコンテナ、略して折りコン。
「折りコン」をGoogle検索すると、「もしかして:オリコン」と言われてしまうが、答えはノーだ。オリコンに取っ手などない。

さて、上の写真の光景、商店やコンビニなどでよく見ることが多い。
これだけ規則正しく並んだ取っ手、見ていて清々しく、気持ちがよい。


同じ理由で、この取っ手写真も好きだ。もう、いたるところ取っ手。たまらん。

2010年9月18日土曜日

AED

Automated External Defibrillator、略してAED。自動体外式除細動器。
ゴムパッドが配され、一刻を争う事態の際にでも持ちやすいようにデザインされた、命を救う取っ手である。
なめらかな形をしており、触って持ち上げてみたかったが、物が物だけに止めておいた。
取っ手とは関係ないが、カバーをあけるスライドスイッチが、AEDのメインスイッチを兼ねているという設計もすばらしいと思う。
最近公共設備や店舗などでAEDを見ることが多いが、緊急時に実際に使えるかどうかは別問題。
講習の機会がもっと増えればよいな。ぜひ参加しておきたい。




ちなみにAEDは、話すそうです。

2010年9月14日火曜日

ピッツァ


先日行ってきたSAVOY麻布十番。フォーク、ナイフの取っ手と、マルゲリータピッツァ。
いま見てもヨダレが出てくる。すごく美味しかった。塩気が強めで、モッチリとした生地、たっぷりのオリーブオイルとマッチング最高のトマトソース。
イタリアで食べた本場のピッツァよりも美味しく感じた。

おっと、味の感想よりも、取っ手だ。
では今回のメインディッシュ、取っ手写真です。


ピッツァの耳の部分、取っ手。
そしてこの耳部分が美味いんだ。
普通のピザだと耳部分はあまり美味しくない場合が多いけど、ここのは違う。むしろ耳のほうが生地そのものの味がよくわかる。
焦げ目がさらに食欲をそそり、あっというまに食べきってしまった。

取っ手、超うまい。

2010年9月8日水曜日

金沢と取っ手 その2

前回に引き続き、今回も金沢の取っ手特集をお届けする。

茶屋街で見つけたゴミ分別用のプラかご。「金沢市」と書かれているところがいい。分かりやすいったらない。どこが取っ手かはご説明不要だろう。
これを見たとき、観光地にありがちな「〇〇へ行ってきました。」という名称の、ありきたりなおみやげぽいな、と思った。中身は地場産じゃないクッキーだったりするおみやげ。
取っ手としてはありきたりなのに、「金沢市」と書かれているだけで、旅写真になってしまう。不思議。

こちらは瓶ケースの取っ手。コカ・コーラ、三ツ矢サイダーは有名だが、「ナイルサイダー さわやか」というのは初めて見た。
製造元らしきロゴに、「北陸ナイルボトリング」と書かれているが、ネットでいくら探しても出てこない。謎なサイダーである。

金沢城で発見した取っ手。石に刻まれた取っ手だが、手で持ち上げられる重量なのか、甚だ疑問。
持ち上げようとしても、指の第一関節がギリギリと悲鳴をあげそうな事が想像される。取っ手を鑑賞する上で、手触りはとても重要な要素である。

こちらも金沢城で発見した取っ手。点検口の蓋だろうか。
スチール感溢れるカッコいい取っ手だが、砂利の侵略が凄い。今にも埋まりそうだ。取っ手の「助けてくれ!」という悲痛な声が聞こえてくる。

金沢駅の北口のドアノブ。
金属の重量感、そして優しいアールの取っ手。素敵。
これだけ連続してあるとちょっと興奮する。いや、興奮するっていうのはどうなんだ。取っ手に興奮って。

最後にとても悩ましい、問題児取っ手を紹介したい。


な、なんじゃこりゃ!
や、やかんがデカい…
ふたもデカいぞ…
こんなデカい取っ手は見たことない…
やかん体、転倒する。」という彫刻作品。金沢駅前でひときわ異彩を放つ取っ手。
僕が今まで蒐集したなかで最大サイズの取っ手である。
心残りなのは、この取っ手に触ってこなかったことだ。触れて感触を確かめるべきだったと後悔している。

ただ問題なのは、僕が考える取っ手の定義、「対象物体の最も持ちやすそうな箇所」と言えるかどうかという事。
この取っ手は、この彫刻作品を持ち上げるためのものではなく、取っ手を模した彫刻である。ましてや人の手で持ち上げることを想定して作られたわけではない。
こういう事例があると、どこまでを取っ手として認めるべきか、とても悩む。取っ手の形をしているのに、取っ手ではないという矛盾。

まぁ、そもそもこんなことで思い悩む必要もないし、世間的には全く大した問題ではない事は分かっている。がしかし、僕の中でこれを「取っ手として認めるかどうか」は大問題であり、未だ答えを出せないでいる。

2010年9月5日日曜日

金沢と取っ手 その1

先日、金沢に行ってきた。
食べ物も美味しいし、みどころ満載で魅力的な街だったが、その際見つけた取っ手をご案内したい。

まずは新幹線車内販売のパンフレット。(いきなり金沢じゃなくて申し訳ない)
ポットに取っ手を発見。Suicaのペンギンが手を添えている、車内ワゴンの取っ手もいい感じだ。
お弁当の紐の結び目も取っ手では、とおもうのだが、どうだろうか。
似たようなヤツで、酔っ払ったお父さんが紐でしばった寿司折りをぷらぷらさせながら持って帰るお決まりのシーンがあるが、実際にはあんなの見たことない。新橋にでも行けば見れるだろうか。取っ手写真としておさめておきたい。

乗換駅の越後湯沢で購入した、エチゴビール
車内で飲むビールはまた格別だね、と飲んでいたら見つけてしまった。トレードマークの山羊の手にビールグラスの取っ手。
Suicaのペンギンといい、このビールといい、この時ばかりは自分でもよく見つけるなぁと呆れた。
ペンギンも山羊も、まさか取っ手があるからという理由でWebに公開される日が来るとは思っていなかったろう。

金沢に到着後、ひがし茶屋街の茶屋のひとつ、志摩を見学した。
ひろま」で発見した、襖の取っ手(正確に言えば引手)だが、驚いたことに七宝焼きの装飾が施されている。
説明によると「お茶屋は造作づくりを競いみがき、贅沢を極め、ついに町奉行の検分に際して差止めを受けた」ので、「襖の引手に七宝を施し、釘隠しに漆塗りの造作を用い、許される限りの贅を尽くした」のだという。
もし町奉行のチェックがなければ、これ以上に贅沢な取っ手になっていたというのか。
そんな取っ手、僕には想像ができない。金銀ダイヤでも散りばめるのか。すごいぞ金沢。

~次回へつづく