1Uの厚みに合わせて、取っ手が大変小さく、かわいらしい。
しかもだ、梨地仕上げの表面、柔らかなアールで構成されたナイス取っ手である。
この取っ手だけ購入し、いろんな物に取り付けたい。
取り付けずに取っ手だけ愛でるのもアリだ。
秋葉原あたりに売っていそうな気がする。
【蒐集場所:札幌】
しかもだ、梨地仕上げの表面、柔らかなアールで構成されたナイス取っ手である。
この取っ手だけ購入し、いろんな物に取り付けたい。
取り付けずに取っ手だけ愛でるのもアリだ。
秋葉原あたりに売っていそうな気がする。
【蒐集場所:札幌】
僕がどのように鑑賞したかをご説明する。
まずは取っ手本体の金属感、塊感、重量感。これらを想像する。
さらに、扉と取っ手をつなぐ3本のリベット・扉本体・ヒンジ部に掛かる縦横の荷重を想像する。
取っ手に力を加えたことにより、対象の物体がどのように力を受け止め、どう動くかシミュレートしてみる。
そして、実際に扉を引いたときの感覚を想像する。
手触り、温度感、手指への食い込み具合。
指・手のひら・手首・腕・背中・腰・足。全身の筋肉の使い方を想像する。
この扉はかなり重いだろうから、全身を使いグッと腰を低くして動かすハズだ。
そして最後に、可能であれば実際に触れ、取っ手を堪能する。
「意外とスムーズに開閉できる!」「ひんやりとした金属感溢れる取っ手だ!」「剛性感がハンパない!」など、想像していた取っ手との答え合わせも忘れずに。
今回は残念なことに、バリケードがあって実際にさわることは出来なかった。
僕はただ取っ手にさわりたいだけなのに…
やはり取っ手鑑賞はまだまだ世間に認識されていないようである。
それにしてもこの取っ手、カチッしたエッジ、鈍い光を放つ表面の仕上げ、金属的で重量感あふれるカッコいい取っ手である。
それなのに、金庫扉と比較すると小さく見えてしまう所など可愛らしさすら感じてしまう。
我ながら、ちょっとどうかしてると思う。
【蒐集場所:札幌駅前通地下歩行空間】
今回は右側の青い箱に注目してほしい。良くは見えないが「ワイングラス」が入っているのだ。
ワイングラスのくびれて細い部分。
あっ取っ手だ!
この箱にグラスが、取っ手が、透明で繊細な取っ手が、大量に収納されている。
ワクワクしてこないだろうか。
見えない取っ手を想像し、理想の取っ手を頭の中で思い描いたって、もちろん構わない。
自分なりの取っ手の楽しみ方を見つけよう。
そんな楽しみ方をする人が僕以外にいるのか、よく分からないが。
【蒐集場所:東京新大橋】