2010年12月20日月曜日
ガラス扉
ガラス扉のドアノブ。
シンメトリカルなデザイン、直線的でエッジの効いた、とてもすっきりとした美しさを持つ取っ手である。
通勤路なので毎日見かけているはずなのに、やっと最近このドアノブの美しさに気が付いた。
見ているようでまるで見ていない事に、ハッとさせられる。
2010年11月5日金曜日
店内かご
スーパーマーケットの店内かご。ほとんどの方がお世話になっていると思う。
このかごの取っ手、角張っている上に軸が細く、持ちづらい。特に大量に買い込んだ時、手に食い込むのであまり好きではない。
がしかし、積み重ねてみるとどうだ。取っ手の数、圧縮率に圧倒される。
この取っ手は持ちやすさよりも、収納効率を優先して決定された形なのだろう。
取っ手として機能していない時の方が魅力的。好きじゃないのに憎めない奴。
本当は、好きなんじゃないか。僕が気付いていないだけで。
2010年11月2日火曜日
ソフトクリーム
今は、もう秋。
季節外れも甚だしいが、ソフトクリームの「コーン」、これも立派な取っ手である。
しかも、食べられる取っ手。コーンを汚さぬよう、紙も巻いてある。素敵な気配り。
いま気がついたが、これに類する取っ手として、おにぎりの「のり」も取っ手じゃないのか。
サンドイッチの「パン」だって取っ手じゃないのか。そうだうかうかしている場合ではない。
さて、写真右のソフトクリーム看板だが、あなたならどこを掴んで持ち上げるか想像してみてほしい。
上部の「輪」の部分、コーンの部分、下の台部分、もしくは抱きかかえる人など、幾通りもの持ち上げ方があるはずだ。
取っ手は持つ人により定義が変わる。だからこそ面白く、奥が深い、と僕は思うのだ。
2010年10月18日月曜日
繋がれた取っ手
キッコーマン醤油のペットボトル。ネコよけか、車よけか設置目的がよくわからない。
倒れないようにだろうか、取っ手部分にひもを通し繋がれていた。
取っ手としての機能は形骸化し、つなぎとめておくための「穴」としてのみ機能している事に、悲哀を感じざるを得ない。
取っ手は、人に触ってもらってこそ、輝くのである。
2010年10月7日木曜日
エアコン室外機(富士通ゼネラル)
2010年10月4日月曜日
自作取っ手 ガレージシャッター編
ガレージシャッターに取り付けられた、ビニールひも。
シャッターにはもともと立派な取っ手がついているが、あえてひもを取り付けて取っ手を自作。
もともと付いている取っ手は、開けるにはいいが閉める時は役にたたないので、このひもはナイスな解決策である。
一本のひも、縛って輪にするだけで取っ手に変わる。その姿は実にシンプルで明快で、清々しい。
2010年9月24日金曜日
2010年9月18日土曜日
AED
Automated External Defibrillator、略してAED。自動体外式除細動器。
ゴムパッドが配され、一刻を争う事態の際にでも持ちやすいようにデザインされた、命を救う取っ手である。
なめらかな形をしており、触って持ち上げてみたかったが、物が物だけに止めておいた。
取っ手とは関係ないが、カバーをあけるスライドスイッチが、AEDのメインスイッチを兼ねているという設計もすばらしいと思う。
最近公共設備や店舗などでAEDを見ることが多いが、緊急時に実際に使えるかどうかは別問題。
講習の機会がもっと増えればよいな。ぜひ参加しておきたい。
ちなみにAEDは、話すそうです。
ゴムパッドが配され、一刻を争う事態の際にでも持ちやすいようにデザインされた、命を救う取っ手である。
なめらかな形をしており、触って持ち上げてみたかったが、物が物だけに止めておいた。
取っ手とは関係ないが、カバーをあけるスライドスイッチが、AEDのメインスイッチを兼ねているという設計もすばらしいと思う。
最近公共設備や店舗などでAEDを見ることが多いが、緊急時に実際に使えるかどうかは別問題。
講習の機会がもっと増えればよいな。ぜひ参加しておきたい。
ちなみにAEDは、話すそうです。
2010年9月14日火曜日
ピッツァ
先日行ってきたSAVOY麻布十番。フォーク、ナイフの取っ手と、マルゲリータピッツァ。
いま見てもヨダレが出てくる。すごく美味しかった。塩気が強めで、モッチリとした生地、たっぷりのオリーブオイルとマッチング最高のトマトソース。
イタリアで食べた本場のピッツァよりも美味しく感じた。
おっと、味の感想よりも、取っ手だ。
では今回のメインディッシュ、取っ手写真です。
ピッツァの耳の部分、取っ手。
そしてこの耳部分が美味いんだ。
普通のピザだと耳部分はあまり美味しくない場合が多いけど、ここのは違う。むしろ耳のほうが生地そのものの味がよくわかる。
焦げ目がさらに食欲をそそり、あっというまに食べきってしまった。
取っ手、超うまい。
2010年9月8日水曜日
金沢と取っ手 その2
前回に引き続き、今回も金沢の取っ手特集をお届けする。
これを見たとき、観光地にありがちな「〇〇へ行ってきました。」という名称の、ありきたりなおみやげぽいな、と思った。中身は地場産じゃないクッキーだったりするおみやげ。
取っ手としてはありきたりなのに、「金沢市」と書かれているだけで、旅写真になってしまう。不思議。
こちらは瓶ケースの取っ手。コカ・コーラ、三ツ矢サイダーは有名だが、「ナイルサイダー さわやか」というのは初めて見た。
製造元らしきロゴに、「北陸ナイルボトリング」と書かれているが、ネットでいくら探しても出てこない。謎なサイダーである。
金沢城で発見した取っ手。石に刻まれた取っ手だが、手で持ち上げられる重量なのか、甚だ疑問。
持ち上げようとしても、指の第一関節がギリギリと悲鳴をあげそうな事が想像される。取っ手を鑑賞する上で、手触りはとても重要な要素である。
こちらも金沢城で発見した取っ手。点検口の蓋だろうか。
スチール感溢れるカッコいい取っ手だが、砂利の侵略が凄い。今にも埋まりそうだ。取っ手の「助けてくれ!」という悲痛な声が聞こえてくる。
金沢駅の北口のドアノブ。
金属の重量感、そして優しいアールの取っ手。素敵。
これだけ連続してあるとちょっと興奮する。いや、興奮するっていうのはどうなんだ。取っ手に興奮って。
最後にとても悩ましい、問題児取っ手を紹介したい。
な、なんじゃこりゃ!
や、やかんがデカい…
ふたもデカいぞ…
こんなデカい取っ手は見たことない…
「やかん体、転倒する。」という彫刻作品。金沢駅前でひときわ異彩を放つ取っ手。
僕が今まで蒐集したなかで最大サイズの取っ手である。
心残りなのは、この取っ手に触ってこなかったことだ。触れて感触を確かめるべきだったと後悔している。
ただ問題なのは、僕が考える取っ手の定義、「対象物体の最も持ちやすそうな箇所」と言えるかどうかという事。
この取っ手は、この彫刻作品を持ち上げるためのものではなく、取っ手を模した彫刻である。ましてや人の手で持ち上げることを想定して作られたわけではない。
こういう事例があると、どこまでを取っ手として認めるべきか、とても悩む。取っ手の形をしているのに、取っ手ではないという矛盾。
まぁ、そもそもこんなことで思い悩む必要もないし、世間的には全く大した問題ではない事は分かっている。がしかし、僕の中でこれを「取っ手として認めるかどうか」は大問題であり、未だ答えを出せないでいる。
2010年9月5日日曜日
金沢と取っ手 その1
先日、金沢に行ってきた。
食べ物も美味しいし、みどころ満載で魅力的な街だったが、その際見つけた取っ手をご案内したい。
まずは新幹線車内販売のパンフレット。(いきなり金沢じゃなくて申し訳ない)
ポットに取っ手を発見。Suicaのペンギンが手を添えている、車内ワゴンの取っ手もいい感じだ。
お弁当の紐の結び目も取っ手では、とおもうのだが、どうだろうか。
似たようなヤツで、酔っ払ったお父さんが紐でしばった寿司折りをぷらぷらさせながら持って帰るお決まりのシーンがあるが、実際にはあんなの見たことない。新橋にでも行けば見れるだろうか。取っ手写真としておさめておきたい。
乗換駅の越後湯沢で購入した、エチゴビール。
車内で飲むビールはまた格別だね、と飲んでいたら見つけてしまった。トレードマークの山羊の手にビールグラスの取っ手。
Suicaのペンギンといい、このビールといい、この時ばかりは自分でもよく見つけるなぁと呆れた。
ペンギンも山羊も、まさか取っ手があるからという理由でWebに公開される日が来るとは思っていなかったろう。
食べ物も美味しいし、みどころ満載で魅力的な街だったが、その際見つけた取っ手をご案内したい。
まずは新幹線車内販売のパンフレット。(いきなり金沢じゃなくて申し訳ない)
ポットに取っ手を発見。Suicaのペンギンが手を添えている、車内ワゴンの取っ手もいい感じだ。
お弁当の紐の結び目も取っ手では、とおもうのだが、どうだろうか。
似たようなヤツで、酔っ払ったお父さんが紐でしばった寿司折りをぷらぷらさせながら持って帰るお決まりのシーンがあるが、実際にはあんなの見たことない。新橋にでも行けば見れるだろうか。取っ手写真としておさめておきたい。
乗換駅の越後湯沢で購入した、エチゴビール。
車内で飲むビールはまた格別だね、と飲んでいたら見つけてしまった。トレードマークの山羊の手にビールグラスの取っ手。
Suicaのペンギンといい、このビールといい、この時ばかりは自分でもよく見つけるなぁと呆れた。
ペンギンも山羊も、まさか取っ手があるからという理由でWebに公開される日が来るとは思っていなかったろう。
説明によると「お茶屋は造作づくりを競いみがき、贅沢を極め、ついに町奉行の検分に際して差止めを受けた」ので、「襖の引手に七宝を施し、釘隠しに漆塗りの造作を用い、許される限りの贅を尽くした」のだという。
もし町奉行のチェックがなければ、これ以上に贅沢な取っ手になっていたというのか。
そんな取っ手、僕には想像ができない。金銀ダイヤでも散りばめるのか。すごいぞ金沢。
~次回へつづく
そんな取っ手、僕には想像ができない。金銀ダイヤでも散りばめるのか。すごいぞ金沢。
~次回へつづく
2010年8月31日火曜日
ビールジョッキ その2
2010年8月25日水曜日
植木鉢
上の写真をよく見て欲しい。もっと、もっと!穴が開くほど見て欲しい。
そして、この植木鉢を自分ならどう持ち上げるか、じっくり想像して欲しい。
すると、見えてこないだろうか、浮かび上がってこないだろうか、取っ手が。
感じないだろうか、持ち上げた際の手の感覚を。僕は感じる。
植木鉢の上部のフチ部分が今回の取っ手である。植木鉢を持ち上げる際には必ずここに手を掛けると考えるからだ。
さぁ、では次の写真。準備は良いだろうか。
「ほら、僕ら取っ手ですよ。ここに手を掛けてくださいよ!」
彼らの声は聞こえただろうか。
2010年8月22日日曜日
2010年8月16日月曜日
外看板 その2
今回はリベンジ企画である。
以前とりあげた右のような外看板、取っ手なのか、転倒時のガードなのか疑問に思っていた。
今回、これぞ取っ手だ!と言える外看板を多数発見したので、まとめてご紹介したい。
こういった、無塗装の金属棒な取っ手は素材感が生かされており好きなタイプだ。
すっぴん美人タイプとでもいおうか。
すっぴん美人タイプとでもいおうか。
これも上記と同じく、引っ張るための取っ手で間違いないだろう。
こちらはサビが浮き出て、風雨にさらされてきた苦労がしのばれる取っ手だ。
まさか写真に取られ、ネット上に公開される日が来るなど思ってもいなかっただろう。
君の苦労は無駄ではなかったのだ。ねぎらいの言葉をかけてやりたい。
こちらはサビが浮き出て、風雨にさらされてきた苦労がしのばれる取っ手だ。
まさか写真に取られ、ネット上に公開される日が来るなど思ってもいなかっただろう。
君の苦労は無駄ではなかったのだ。ねぎらいの言葉をかけてやりたい。
これは取っ手機能にとどまらず、転倒時看板部を守るための保護機能も合わせ持ったナイスな取っ手。
こちらは上の看板の色違いと思われる。
色が変わっただけで、グッと精悍な取っ手に見える。
(右の写真には他にもいくつか取っ手が隠されております。探してお楽しみください)
最後にこちら。LED看板の取っ手。これも転倒時の保護と取っ手を兼ね備えたタイプ。
両端がUの字に丸くなっており、持つ手に優しく、倒れたときにもしっかりと看板本体を守ってくれる頼りになる取っ手。
自慢の箱入り娘、LED部の転倒破損を身を呈して守る父親のような存在である。
今回は自信を持って取っ手だと紹介できる写真ばかりをあつめたつもりである。
普通の概念から外れた取っ手ばかり紹介している当サイトだが、今後はもっと分かりやすい取っ手も紹介していく所存である。
普通の概念から外れた取っ手ばかり紹介している当サイトだが、今後はもっと分かりやすい取っ手も紹介していく所存である。
こうやって並べてみると、本当に世界は取っ手であふれている事を実感する。
人のいるところに取っ手あり、だ。
人のいるところに取っ手あり、だ。
2010年8月12日木曜日
枝豆
撮影協力:@errie
唐突だが、僕はビョーキなのだろうか。まさか、枝豆の端っこまで取っ手に見えてしまうとは思っていなかった。
これを取っ手だと認識してしまうと、例えばポテトチップスの端っこや、ポッキーのチョコがついてない部分も取っ手だ!と言い出しかねない。
でもポテチの端は、手がベタベタになるのでは取っ手ではないな。
ポッキーの端は、手にチョコがつかないようになってるので取っ手ってことでいいや。
ロッテのトッポはどこを持ってもいいので、全体が取っ手ってことにしたい。純取っ手の食べ物。
んじゃ、海老のしっぽはどうだろう。カニフライの爪部分は?手巻き寿司のとんがった側はどうだ?
やはり、僕はビョーキかもしれない。
2010年8月9日月曜日
ビールジョッキ
夏の合言葉、「生中3つ!」
ハタチそこそこの頃、苦みが嫌であまり飲まなかったが、いまでは大好きだ。Love Beer!だ。
そして気がついたら、すっかり31歳だ。駅にあるフリーペーパーR25を手に取る時、「31歳がもらっていいのだろうか…」とちょっと迷う。
さて、ビールといえばジョッキで供されることが多いが、実はジョッキの取っ手はあまり好きではない。
鋳造時のバリが取っ手部分に残っていて、手触りが悪い事が非常に多いのだ。
製造の都合上バリが出来てしまうのは分かるのだが、手が触れる部分なのだからきれいに削るなど、もうちょっと気を使っていただきたいものだ。
ただそんなことを気にしているのはせいぜい1杯目までであり、酔っ払ってくるとどうでもよくなってしまうのは内緒だ。
2010年8月5日木曜日
焼き鳥
お世話になっているフォロワーの皆様、ありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。
そんなこんなで居酒屋に行く機会が増えたわけだが、居酒屋にだって取っ手はある。
まず焼き鳥。串が見事に取っ手である。炭火で焼くとき、食べる時に大活躍。あぁ酒が進む。
ところで、居酒屋チェーンの和民では人件費削減のために、「串なし焼き鳥」のメニューがある。
僕も食べたが、特に大人数の時はバラして食べることが多く、合理的で人件費削減になるのは理解できる。
でも串に刺さってない焼き鳥は、なんだか味気ない。串に刺さってこその焼き鳥だと思うのだ。
串がなくなったらそれは焼き鳥ではなく、鳥を焼いて鉄板に乗せた料理、だ。こんな考え方は古いのだろうか。
ところで「串」という漢字、象形文字として素晴らしいデザインだと思う。下をつまんで頬張りたくなる。具はなんだろう。牛串か、ねぎま串あたりか。
取っ手が含まれている文字、というのも研究対象としてはとても面白いが、僕の薄っぺらな知識では火傷しそうな手強いテーマである。
2010年8月2日月曜日
ローソンのロゴ
「からあげクン」「ローソンCSほっとステーション♪」でおなじみ、ローソン。
そんなローソンのロゴ、象徴的なミルク缶に、なんたることか取っ手がついていた。
毎日行くのに、今まで気がつかなかった。まだまだ取っ手眼力が未熟な証拠である。
ローソン創業時牛乳販売店だった事に由来し、ミルク缶のロゴデザインになったそうだが、取っ手部分をよく見て欲しい。細かいディティールにこだわっているのがわかる。
取っ手の付け根、缶との接続部分がかなり詳細に書かれているし、取っ手の握り部分は柔らかなアールで構成されていて、いかにも触ってみたくなる良い取っ手だ。
このロゴのデザイナーは、相当な取っ手好きと見た。
コンビニが普及し、喉の渇きや食欲はいつでもどこでも満たすことができる素敵でヘンな国、日本。
いつでも気軽に「ちょっと取っ手が見たい」という取っ手欲までも満たしてくれるヘンな国、日本。
日本全国に存在するローソンは、取っ手ジャンキーのオアシスと言っても過言ではないだろう。
2010年7月29日木曜日
木製台車~そして取っ手との1ヶ月
木の板に車輪が4つ付いただけの、シンプルな木製台車。
そんなシンプルな台車に、穴を開けるだけであら不思議、取っ手の出来上がり。
いいね、こういうの。穴をあけた瞬間に取っ手の誕生。無から突然取っ手が生まれた。
さて。
このサイトを立ち上げてから早くも1ヶ月。唐突だが、ここらで今の心境をまとめておきたい。
勢いにまかせてサイトを立ち上げたまでは良かったのだが、1ヶ月に渡り取っ手を見続け、「そもそも取っ手の定義ってなんなの?」と、ワケの分からない自問自答の日々がつづいている。
たとえば、ガラスコップ。冷静に考えれば取っ手と呼べるのか疑問で、「手が引っかかる所」としか形容出来ないだろう。
外看板。これは今考えると取っ手とは言いがたい。(これぞ取っ手!という外看板も発見した。後日UP予定)
古い冷蔵庫のこれは、全会一致で取っ手と言っても差し支えないだろう。
そんな紆余曲折な1ヶ月を経て、なんとなくだが自分の中の取っ手の定義が出来つつあって、
「対象物体の最も持ちやすそうな箇所」が取っ手であると今は考えている。
だから僕の視神経はガラスコップのように一見取っ手ではないようなものも、取っ手として認識してしまう。
例えるなら、絵本ウォーリーをさがせ!の主人公、ウォーリー。
1度彼を見つけてしまうと、浮かび上がるようにそこにしか目がいかない、あの感覚に近い。
僕のぶっ壊れた視神経フィルタを通した写真から、取っ手たちが浮かびあがる感覚を皆様にも味わっていただきたい。
そんな気持ちでこのサイトを作ってます。
本当は「取っ手~さわり心地の好き嫌い」の話もお伝えしたいのだが、今回はこのへんで。
そんな気持ちでこのサイトを作ってます。
本当は「取っ手~さわり心地の好き嫌い」の話もお伝えしたいのだが、今回はこのへんで。
2010年7月28日水曜日
力士の廻し
前回のワークショップの懇親会で、「力士の廻しも取っ手では?」とのご意見を頂いた。
一本取られた!と思ったと同時に、取っ手道の奥深さを痛感した。
決まり手には寄り切りなど、廻しに手をかける技がたくさんあり、廻しはまさに力士の取っ手である。
分類としてはビール瓶箱と同じく持ち上げ系だろう。だが、技によっては引っ張り系にも分類できる。
取っ手奧深し。
揺れに揺れている相撲界だが、個人的には取っ手界の1分野として注目していきたい。
一本取られた!と思ったと同時に、取っ手道の奥深さを痛感した。
決まり手には寄り切りなど、廻しに手をかける技がたくさんあり、廻しはまさに力士の取っ手である。
分類としてはビール瓶箱と同じく持ち上げ系だろう。だが、技によっては引っ張り系にも分類できる。
取っ手奧深し。
揺れに揺れている相撲界だが、個人的には取っ手界の1分野として注目していきたい。
2010年7月25日日曜日
2010年7月22日木曜日
古い冷蔵庫
古い冷蔵庫。今と違い、取っ手の形がかなり個性的。
まるでスリッパの先っぽを切り取ったかのような形である。使いやすさは別として、触ってみたくなる取っ手だ。
思うに、昔は色やデザインが個性豊か・自由奔放な冷蔵庫が多かった気がする。
今は家電量販店でズラーっと並んだ冷蔵庫を見ても、突出した個性の冷蔵庫や取っ手に、なかなか出会えない。
冷蔵庫としての性能は遥かに向上しているのは分かるが、少し寂しい気もする。
2010年7月21日水曜日
どの顔が好き?
@hachiozinさん主催、残余地ツアーに参加した際のヒトコマ。5月23日に参加しているので、僕がまだ取っ手にハマる前の事だ。
バナナ用の段ボール箱だと思うのだが、取っ手と通気孔が絶妙な位置あって、顔に見える。
どんぐりまなこに、何か言いたげな口。これだけ積み重なるとなんとも可愛らしい。他の参加者の方も歓声をあげていた。
興味深いのは、同じような箱に見えても取っ手や通気孔の形が微妙に異なっているところだ。持ちやすさ、通気性の良し悪し、強度確保など、何か理由があるのだろう。
それぞれの顔が個性豊かで、見ていて飽きない。
バナナ用の段ボール箱だと思うのだが、取っ手と通気孔が絶妙な位置あって、顔に見える。
どんぐりまなこに、何か言いたげな口。これだけ積み重なるとなんとも可愛らしい。他の参加者の方も歓声をあげていた。
興味深いのは、同じような箱に見えても取っ手や通気孔の形が微妙に異なっているところだ。持ちやすさ、通気性の良し悪し、強度確保など、何か理由があるのだろう。
それぞれの顔が個性豊かで、見ていて飽きない。
2010年7月19日月曜日
取っ手in鎌倉
7月18日、2度目の鎌倉に行ってきた。今回は江ノ島には行かず、鎌倉市街を散策。
濃い目のブレンドコーヒーもとても美味しかったが、コーヒーカップの取っ手も気に入った。適度な厚み、やさしさを感じるアール、親指のあたる部分が水平になっていて、とても持ちやすい。
シュガーポットもミルクピッチャーも、時代を感じさせる素敵な取っ手。
テラス席で、やわらかな日差しに照らされた取っ手たち。
白いテーブルクロスに映え、素敵すぎる。取っ手界の貴婦人。
イワタコーヒー店を出て散策をしていると、野ざらしの古びたテレビに出会った。
素敵なGeneral Electric製の真空管テレビ。なんと、ちゃんとした取っ手がついている。
触ってみたが、残念ながら経年変化で劣化してしまったのか、持ち上げたら折れてしまいそうだった。
GEのロゴ、赤いボディカラーとシルバーの縁取り、そして取っ手。素敵過ぎる。
このテレビ、野ざらしになっていたなんてもったいない。
ひとつ、今回の旅でなぞが深まったことがある。外看板のはじめてみるタイプの取っ手だったが、よくよく見ると、手で持つことを優先したデザインとは考えづらいのだ。
置き看板の取っ手と思っていた部分、やはり取っ手ではなく、転倒した際にアクリルの看板部分を守るガード的役割の部品なのではないか。
まだまだこれからも取っ手の研究は続く。
こちらは、歴史を感じさせる美容室のドアノブ。店名のロゴとのマッチングもよい。
たくさんのお客さんを迎えてきたであろう、その古びた感じが魅力的である。
最後にもうひとつドアノブ。こちらは喫茶店のドアノブ。
小さなイボイボがついていて、なにかに似てる、見覚えがあると思ったら。
ただ、この取っ手から大仏を感じとったのは僕が初めてのような気がしてならない。
(ちなみにこの頭のイボイボ、螺髪(らはつ)と言うそうだ。2010/7/27追記)
その際に見つけた取っ手を紹介したいと思う。
早めに家を出発し、朝食としてイワタコーヒー店でホットケーキを食べた。前回の鎌倉観光の際、あまりの行列で断念した店だ。
ホットケーキはうわさ通りおいしい。パリッとした表面と、分厚くしっかりとした生地にバターの塩気と甘いメイプルシロップが絶妙にマッチ。至福のひと時。(ペーパーナプキンの中にナイフの取っ手が隠されています。エア取っ手写真。)
濃い目のブレンドコーヒーもとても美味しかったが、コーヒーカップの取っ手も気に入った。適度な厚み、やさしさを感じるアール、親指のあたる部分が水平になっていて、とても持ちやすい。
シュガーポットもミルクピッチャーも、時代を感じさせる素敵な取っ手。
テラス席で、やわらかな日差しに照らされた取っ手たち。
白いテーブルクロスに映え、素敵すぎる。取っ手界の貴婦人。
イワタコーヒー店を出て散策をしていると、野ざらしの古びたテレビに出会った。
素敵なGeneral Electric製の真空管テレビ。なんと、ちゃんとした取っ手がついている。
触ってみたが、残念ながら経年変化で劣化してしまったのか、持ち上げたら折れてしまいそうだった。
GEのロゴ、赤いボディカラーとシルバーの縁取り、そして取っ手。素敵過ぎる。
このテレビ、野ざらしになっていたなんてもったいない。
ひとつ、今回の旅でなぞが深まったことがある。外看板のはじめてみるタイプの取っ手だったが、よくよく見ると、手で持つことを優先したデザインとは考えづらいのだ。
置き看板の取っ手と思っていた部分、やはり取っ手ではなく、転倒した際にアクリルの看板部分を守るガード的役割の部品なのではないか。
まだまだこれからも取っ手の研究は続く。
こちらは、歴史を感じさせる美容室のドアノブ。店名のロゴとのマッチングもよい。
たくさんのお客さんを迎えてきたであろう、その古びた感じが魅力的である。
最後にもうひとつドアノブ。こちらは喫茶店のドアノブ。
小さなイボイボがついていて、なにかに似てる、見覚えがあると思ったら。
前回見た、鎌倉大仏の頭とそっくり!!
さすが鎌倉の喫茶店、大仏テイストをここで取り入れるとは、サービス精神満点である。ただ、この取っ手から大仏を感じとったのは僕が初めてのような気がしてならない。
(ちなみにこの頭のイボイボ、螺髪(らはつ)と言うそうだ。2010/7/27追記)
…以上で鎌倉の取っ手報告は終了である。
本当は人力車の取っ手部分を撮りたかったのだが、乗らずして写真だけを撮るというチャンス(勇気と言い換えてもいい)がなく、残念ながら激写できなかった。まだまだ取っ手修行は続く。
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